参考までに、私が属している「顎咬合学会」で作られた、簡易問診表を掲載します。
これに当てはまる人は、顎関節症の可能性が高く、歯科医院での検査をお薦めします。
顎関節症は「歯並びの咬み合わせの悪さ」・「生活習慣」・「ストレス」・「姿勢の悪さ」など様々な要因により、顎を中心として関節や筋肉などが不調和を起こして生じます。
(これらいくつかの要因が合わさっているケースが非常に多いです。)
口を閉じたとき上下の歯が咬み合うのは大前提ですが、歯をすり合わせた時に問題があることが多いです。(人間は、物を食べる時、顎を前後左右に動かします。歯をすり合わせることで肉も野菜も食べることが出来るのです。)
普通に口を閉じた時は問題がなかったのに、歯をすり合わせた際、歯が引っ掛かる部分があると、てこの原理により、引っかかりが原因で顎の関節の中にある軟骨(関節の中の座布団)がずれることがあります。その結果、上記の症状が生じることがあります。
複数の治療法があり、それらを組み合わせることもあります。
- 咬み合わせの調整(すり合わせた時に引っかかりのあるところを調整)
- スプリント療法(マウスピースをはめて顎の負担を軽減します)
- 被せ物の治療(咬み合わせ調整だけでは対応できない場合、被せ直しの必要があります)
- 矯正治療(全体的な噛み合わせのバランスが悪い時には、お勧めします)
顎関節症を治すためには、まず思い当たる部分から解決していく必要があります。
また、「こめかみの痛み」に苦しまれている方は意外と多く、多くの方は内科、耳鼻科、眼科、口腔外科、そして鍼灸・整体の先生に相談されているようです。そのような方に、歯科医院における「咬み合わせ診断」も1つの選択肢であることをお伝えいたします。
私は、日本顎咬合学会の会員であり、長年咬み合わせの研究をしてまいりました。実際、顎関節症の治療も数えきれないほど経験してきましたので、安心してご相談ください。
料金体系はこちらをご参照ください。