東京都板橋区の歯科医院(歯医者)。小竹向原、中板橋、ときわ台|専門家による小児歯科|フッ素・シーラント

  • 〒173-0031 東京都板橋区大谷口北町57-1
小児歯科

川島歯科クリニックの、子どもの治療に対する考え方

残念な話ですが、お子様にとって歯医者という存在は、非常に怖い存在で、何をされるか分からない、そんな印象をもたれているのではないでしょうか。知らない人がマスクで口を隠して、怖そうな器具を手に持って自分に迫ってくる。書いているだけでなんだか怖い気持ちになります。お子様からすれば尚更ですね。

当院のお子様に対する治療コンセプトは、「時間をかけて雰囲気に慣れていただき『いつ来ても楽しい場所』と思ってもらうこと」です。お子様の協力なしに良い治療を行うことは困難です。だからこそ、当院ではお子様とのコミュニケーションを大切にしています。

当院が取り組んでいることをご紹介いたします。

取り組み1. まずは、歯医者の雰囲気に慣れてもらってから

小児歯科で大切なことは、お子様の意思を尊重すること

お子様が初めて来院される時は、まずは雰囲気に慣れてもらい、院長やスタッフを仲の良い友達として認めてもらえるような関係性を構築することから始めます。じっくりお子様とお話し、「診療台に座る」「器具を触ってもらう」練習から始めることで歯医者の雰囲気に慣れてもらいます。

緊急時を除き、突然治療を始めることはありませんのでご安心ください。

嫌がるお子様を無理やり診療台に座らせて治療を終えたとしても、お子様は大きな心の傷を抱えてしまい「もうこんな怖いところには二度と行きたくない」というトラウマを植え付けてしまいます。トラウマというのは一度味わうとなかなか克服できることではないですし、虫歯になっても歯医者に行かない大人に成長してしまいます。お子様の将来を考えると何も良いことはありませんし、当院としてはそのような事態は是が非でも避けたいと考えています。

お子様には「困難に打ち勝つ力が備わっています」

親御さんには、お子様が歯医者嫌いを克服していく姿を私たちと一緒に見守って頂きたいと思います。これまでの経験上、しっかりコミュニケーションをとり、お子様のペースで対応することで多くのお子様は心を開き、治療に協力してくれます。

当院には子ども好きの女性スタッフがおりますので、ぜひ大切なお子様を私達にお任せください。歯医者のイメージを変えてみせます!

取り組み2. 可能な限りの「痛みを抑えた治療」

お子様が歯医者嫌いになる主な原因は治療中の「痛み」によるものです。

この「痛み」を可能な限り抑えることでお子様の歯医者に対するイメージを変えることができると考えています。当院では、次のステップを踏んで、可能な限りの痛みを抑えたを実施しています。

Step1 表面麻酔

多くの方が嫌がるのは、麻酔注射をする時の痛みです。
事前に注射する箇所に麻酔液を塗ることにより注射時の痛みを抑えます。この表面麻酔をするとしないとでは痛みに大きな違いがあります。

Step2 「極細の針」を使用

針は細ければ細いほど痛みは抑えられます。
当院では極細の針を使用しています。

Step3 麻酔液を人肌まで温めます

麻酔薬が冷たかったり、熱すぎたりすると、注入した時に痛みや不快感がでます。そのため痛みが少ないといわれる人肌と同等の37度まで麻酔液を温め、麻酔液が入ってきた時の痛みを軽減します。

Step4 経験とテクニック

急激に麻酔液を注入すると細胞が膨張し痛みの原因となりますので、ゆっくりと時間をかけ麻酔液を注入していくことが大切となります。また、粘膜を張り、痛みを感じる神経を一定箇所に集中させることで針が神経に触れないような工夫も当院では行っています。

取り組み3.お子様の楽しいがいっぱい。「キッズスペース」や「ご褒美」

当院にはお子様に楽しんで頂けるようキッズスペースがあります。スペース内にはお絵かきコーナーをご用意しており、来院されるお子様は一生懸命お絵かきをされています。壁にはこれまでに描いて頂いた力作を掲載させて頂いております。

キッズスペースは受付から見える位置にありますので、安心してお子様をお預けになって親御さんも治療に専念して頂くことが出来ます。

又、治療を終えたお子様にはご褒美もプレゼントしています。

取り組み4.「咬合誘導」「歯並び」のご提案

子供の歯から大人の歯に生え替わるとき、子供の歯から大人の歯に生え替わるとき、ささいなボタンのかけ違いで歯並びが悪くなってしまうことがあります。その徴候を早めに見つけることで、簡単・短期間で歯並びを整えることが可能となります。

これを「咬合誘導」と言います。

咬合誘導は大人の歯がすべて生えてからの矯正とは違い、抜歯したり、歯を動かしたりといったものではありません。顎の成長に合わせて少しずつ治療を進めることで、歯並びが安定して後戻りしにくくなり、永久歯になってからの矯正治療が不要になることもあります。

咬合誘導 歯並びが悪くなる可能性がある場合、悪くなる前に対策を行う事です。
矯正治療 既に悪くなった歯並びを整えることです。

お子様が自ら「歯医者に行きたい」と言うことはありません。だからこそ、いつも近くで見守っている親御さんのご協力が欠かせないのです。大切なお子様に咬合誘導を受けさせたい、そもそも咬合誘導が必要なのか分からないという方はまずは当院にご相談ください。

次に咬合誘導の代表格である「床矯正」についてご紹介します。

可能な限り非抜歯を実現する床矯正

歯並びが悪くなる原因のほとんどは顎が小さいことです。顎が小さいと全ての歯がきちんと生えるスペースがないので、歯並びが悪くなったり、八重歯になったりします。普通の矯正治療ではこの原因に対するアプローチがなされず、抜歯などの処理で対応してきました。つまり対処療法が行われてきたわけです。

それに対して、床矯正とは従来の矯正治療では治す事のできなかった「顎の拡大」をすることにより、根本的な原因を治す原因療法になります。このことにより、抜歯の可能性が限りなく低くなりました。尚、床矯正にはメリット・デメリットが存在します。

床矯正のメリット

  • 可能な限り歯を抜かずに矯正できる。
  • 必要なときに矯正装置を取り外すことができる。
  • 歯並びだけでなく、本来の「可愛らしい顔」に成長できる。
  • お手頃価格で治療できる。

床矯正のデメリット

  • 治療対象が原則、小学生に限られること。
  • 一方向の動きしか出来ないため、微妙な歯の移動には不向き。
  • 毎日20時間前後、矯正装置を装着する必要があるのでお子様の協力が必要。

よく床矯正の治療開始時期について質問を受けるのですが、一般的には小学校低学年が良い時期と言われています。ただ、適切な治療開始時期は、お子さんの状態によって違います。治療するしないにかかわらず、まずは当院までご相談ください。適切な時期をご提案させて頂きます。

お口のバランスを整え、歯並びを改善するMFT(口腔筋機能治療法)

当院では、歯並び改善のための対策として、MFT(口腔筋機能療法)という治療もご提案させて頂いております。

これも、歯並び改善のための対策です。
口のまわりの筋肉が弱くバランスが悪いと、舌で前歯が押され、開咬(歯がしっかり噛みあわない状態)、上顎前突(いわゆる出っ歯)、あるいは反対咬合(受け口)といった不正咬合を引き起こすことがあります。そこで口のまわりの筋肉(舌、口唇および顔面の筋肉など)を強化しバランスを整えることで不正咬合の改善を行います。

この治療法は歯並びの改善だけではなく、下記のような問題も改善できます。

  • ドライマウス(口腔乾燥症)の改善
  • 歯周病、虫歯の予防
  • 口呼吸の改善
  • 食べ方の改善
  • 話し方の改善(発音障害改善)

当院では、院長自ら矯正治療や咬合誘導を行っておりますので、広い視点でのご提案が可能になっています。均整のとれた適切な歯並びは「見た目」だけでなく、「集中力や持続力」などお子様の生活全般のレベルアップも期待できるという研究報告が出ていますので、歯並びがおかしいなと思いましたら、治療するしないにかかわらず、まずはお気軽にご相談ください。

矯正治療に関してもっと詳しくお知りになりたい方は矯正歯科をご参照ください。小児矯正と成人矯正に関して記載しております。

取り組み5.親御さんも一緒に学んで頂きます

「親御さんも一緒に」には、2つの意味が込められています。

1つは、「お子様が治療に慣れるまでは同席頂いても大丈夫」ということ。
そしてもう1つは「親御さんも一緒に学んで下さい」ということです。

よくこのような質問を受けることがあります。
「大人の歯が生えてくるから、子供の歯は虫歯になっても大丈夫ですよね?」

これは大きな間違いです。
乳歯には非常に大きな2つの役割が与えられています。

1つは、次に生えてくる永久歯を適切な位置へ誘導する役割
生え換わる時期に乳歯がすでに虫歯でダメになっていた場合、永久歯を適切な位置へ誘導が出来なくなったり、永久歯自体が生えてこなくなる場合もあります。

2つ目は、乳歯は永久歯が生えてくるスペースを確保する役割も担っています。
虫歯で乳歯を抜いてしまった場合、その隙間を埋めるように、両隣の歯が寄ってきます。そうなると、永久歯が顔を出すスペースがなくなり、正しい方向に生えることができず、噛み合わせが悪くなる原因となります。

これ以外にもまだまだお子様の歯に対する間違った認識が存在しますし、お子様の歯を守るための適切な手段をご存じない方が多くいらっしゃいます。

お子さんが成長するまで、歯を守ることができるのは親御さんしかいません。
当院で一緒に楽しく学んでいきましょう!!

取組み6.虫歯予防のために行っている当院の取り組み

大人の場合、歯質が成長とともに丈夫になっているためすぐに虫歯が進行することはありません。しかし、子供は免疫力が低く、かつ、歯質もまだまだ弱いため、虫歯が一気に進行し、いわゆる「みそっ歯」と呼ばれる、黒くボロボロの歯になってしまうのです。

このようなことを防ぐため、歯科医院では抵抗力の強化として、次のことを行っています。

上記についてそれぞれご説明いたします。

TBI(歯磨き指導)

子供が歯磨き好きになるように指導します。

虫歯が多発する部位は、下記の3ヶ所です。
(Ⅰ)歯と歯の間
(Ⅱ)歯と歯茎の境目
(Ⅲ)歯の溝

TBI(歯磨き指導)では、(Ⅰ)と(Ⅱ)から発生する虫歯を防ぐための効果的なブラッシング法を楽しみながら指導していきます。

シーラント填塞(てんそく)

上記(Ⅲ)の歯の溝は複雑で、ブラッシングだけでは汚れをしっかり取り除くことは出来ませんので、虫歯になってしまう事が多い部位です。
6歳くらいに生えてくる奥歯は、溝が深く汚れが溜まりやすくなっています。この溝に樹脂を詰めて汚れが溜まらないようにする虫歯予防法がシーラント填塞です。
なお、使用するのは虫歯治療の際に詰め物として使う「レジン」という素材なのでご安心ください。

フッ素塗布

「フッ素」とは、歯質を強化する性質を持った物質です。
乳歯や生え替わったばかりの永久歯は非常に弱いのですが、フッ素塗布によって歯質を強化することができます。定期的にフッ素塗布を行い、お子様の歯を強くしましょう。

最後になりますが、虫歯を防ぐための口腔環境作りは、3歳までが勝負なのはご存知でしたか?虫歯は感染症の一種です。つまり、3歳までに感染する機会をお子様に与えなければ、その後、虫歯菌が入ってきたとしても簡単には感染しなくなるのです。これは世界的な統計でも実証されています。

虫歯の全くない子供たちをたくさん育てるには、0歳からの歯科医院でのメンテナンス習慣が非常に大切になります。お子様を虫歯0で育てることはお子様への素敵なプレゼントだと当院では考えています。

個別相談へのご案内

歯科治療には様々な素材・治療法がありますので、患者様がどの治療法がご自身に合っているかを判断するのは難しいものがあります。当院では十分な時間を取り、実際の症例・素材・模型などを用いながら、患者様が納得されるまでご相談させて頂きます。

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