当院には、他院で治療をしてもよくならなかった、また虫歯や歯周病が再発してしまうといったお悩みをもつ患者様がよく来院されます。それらの患者様の共通点は、「咬み合わせ」が合っていないことです。「咬み合わせ」が起因した症状の一例をご紹介します。
- 何度も虫歯や歯周病に感染する
- 他院で治療をしても一向に改善しない
- 歯がすり減っている気がする
- 歯茎が後退(下がる)している
- 以前より歯並びが悪くなった
- 最近、頭痛や肩こりが酷い
- よく舌や唇を噛んでしまう
- 走ったりすると歯に響く
これらの症状は、あくまで一例ですが、「咬み合わせ」が及ぼす影響の大きさを理解頂けたのではないでしょうか。実際、日本人の6人に1人、約2,000万人が咬み合わせに問題を抱えているといわれています。何故これほど多くの方が問題を抱えているのでしょうか。
「咬み合わせ」とは幾つもの要素から成り立っており、そのメカニズムを分析することは容易ではありません。そのため、「咬み合わせ」治療は、歯科医師の「経験や勘」によるところが大きく、例え治療したとしても根本的な解決に至らないことがほとんどでした。
当院では、従来型の「経験や勘」に頼るのではなく、科学的根拠に基づいた「咬み合わせ改善療法」を実施しております。咬み合わせに関し、他院で相談・診断してもなかなか改善しないという方は、ぜひ当院にご相談くさい。
当院では、患者様のお口の状態、ご要望に応じて、咬み合わせの診査診断を行っております。理想の咬み合わせを獲得する上で何よりも重要なことは、現状をしっかりと分析することです。ここでしっかりと分析しなければ、良い咬み合わせを獲得することはできません。次に当院の咬み合わせの分析手法についてご説明します。
当院では、従来のような「経験や勘」に頼った咬み合わせの診査診断ではなく、咬み合わせ分析装置による診査診断システムを導入しております。このシステムの導入により、従来は困難とされていた「顎の動き」や「咬み合わせ位置・力」をデータで測定することが可能となりました。当院では、これらの工程を経て、患者様1人1人に合った咬み合わせを診断、そして治療に反映させています。
顎の動きを分析 -「アルクスディグマ2」
当院では、世界的メーカーであるドイツKaVo社が開発した「アルクスディグマ2」を導入しております。アルクスディグマ2は超音波測定によるデジタル式顎運動計測装置です。
この機器の特徴として、患者様にヘッドフレームを装着することで、人の感覚では分からない顎の細かい動きを分析することができます。さらに、モニタ上で顎の動きをリアルタイムで見ることが出来ますので、患者様にも分かりやすく説明することができます。
立体的に記録された顎の運動記録を右のような咬合器に落とし込み、反映させることができます。
患者さんの顎の動きと全く同じ動きをする咬合器(作業台)を活用することで、より精密な咬み合わせの調整が可能になります。
咬み合わせ位置・力・時間を分析 -「Tスキャン」
本来は感覚的にしか表現できなかった咬み合わせを、Tスキャンにより視覚的に(目で見て分かるように)解析・評価することが出来るようになりました。「咬み合わせ位置・力・時間」を分析することで、咬み合わせの力が一部の歯に偏っていないかなど、現状抱えているトラブルの発見にも繋がります。
歯や顎の構造を分析 -「CT(3次元立体画像)」
人によっての歯や顎の構造は異なります。これらの構造を把握するために多くの歯科医院がレントゲン撮影を試みるのですが、レントゲンでは平面としてしか捉えることができないため、正確に構造を知ることは極めて困難だと言えます。
歯科用CT(3次元立体画像)を利用することで、レントゲンでは見えない部分も可視化することができ、より一層精密な診査・診断、そして治療が可能になります。当然、咬み合わせを考慮する際もプラスの効果を発揮します。
お口と全身のバランスを分析-「重心動揺調整器」
重心動揺調整器とは、体の重心がどのように揺れているかを自動計測する機械です。この機械の導入により「咬み合わせのずれ」と「体の軸のゆがみ」の因果関係が把握できます。
料金体系はこちらをご参照ください。